「コノ店カード使エマスカ？」
「ジャアイイデスゥ！」 でお馴染みのAirペイ。
私のお店もAirペイのキャッシュレス決済サービスを導入していますが、貸与されているカードリーダーやiPadが使用開始から丸３年経過し４年目に入りましたので、バッテリーの劣化や故障のリスクが気になり調べてみたところ、完全に罠でした。
結論から申し上げますと、貸与とは名ばかりで実質買取です。
余計な費用を出したくない場合は、機器が故障する前に早く逃げるしかありません。
大前提：Airペイで使用する機器は貸与品
Airペイのキャッシュレス決済を導入するには、カードリーダーとiPadもしくはiPhoneが必要になります。Airペイでは「キャッシュレス導入0円キャンペーン」などとうたって、初期費用0円でキャッシュレス決済を始められるキャンペーンを行っていて、カードリーダーを0円で貸与してくれますし、申し込むタイミングによっては、iPadも含めて０円で貸与してくれます。
恐らくは多くの店舗がこの0円キャンペーンを活用して、Airペイを導入していると思いますが、カードリーダーやiPadはあくまでも0円での貸与であって返却する必要があります。
貸与品のカードリーダーが壊れたら？
0円で貸してくれますが、Airペイ契約中にカードリーダーが壊れたら、実費負担(税込み20,167円)で交換品のカードリーダーを再び貸与されます。保証期間は一応６カ月ありますが、どこまでいっても貸与品です。
カードリーダーが壊れた場合、どうすればいいですか？
交換するカードリーダーについて
ご利用されていたカードリーダーの保証期間が過ぎている場合は、貸与代金(20,167円(税込))が必要となります。交換したカードリーダーの保証期間は6か月です。
https://faq.airpayment.jp/hc/ja/articles/212251168
機械ですから使っていればいずれ壊れます。特にバッテリーを搭載していますので、ダメになるのは容易に想像できますが、故障したら加盟店側の負担で再び貸与です。Airペイを使用し続ける限りカードリーダーは必須機器なので、実質買取みたいなものです。
貸与品のiPadが壊れたら？
カードリーダーと同様にiPadも0円で貸してくれますが、iPadが壊れたら場合は、とりあえずは自前のiPadやiPhoneがあれば登録端末の変更依頼を行うことで継続して利用可能です。
Airペイを利用するiPadまたはiPhoneについて
Airペイではセキュリティの観点から、Airペイ アプリの初期設定を完了させた（クライアント証明書が登録された）iPadまたはiPhone（以下、「端末」という）でのみ、Airペイを利用できます。
https://faq.airpayment.jp/hc/ja/articles/212927657
しかしながら、Airペイを解約する際には返却が必要です。もし壊れていたら、iPad代と諸経費を合わせて支払う必要があります。
第１７条 解除
4.RCLが本使用貸借契約を解除した場合、Airペイ加盟店はRCLの指示に従い、RCLに対し、貸与物件相当額およびその他の貸与にかかる諸経費相当額を支払う、または自己の費用と責任で貸与物件を原状に復した上でRCLに返還するものとします。
https://airregi.jp/payment/terms_of_terminal_lease/index.html
私が申し込んだ際は、「キャッシュレス・消費者還元事業」のタイミングでしたので、下記の条件が適用されるかと思い、Airペイのヘルプデスクに問い合わせてみましたが、利用可能な状態で返却（送料は加盟店負担）すればそれ以上の支払いは無いそうです。
キャッシュレス・消費者還元事業について
Airペイ解約時
・iPad(税込 41,580円)
https://faq.airpayment.jp/hc/ja/articles/360019615534#customerList03-03
・カードリーダー(税込 20,167円)
・諸経費(税込 2,200円)
カードリーダーは必須機器なのでしょうがないとしても、iPadやiPhoneは自分で用意出来るので「iPadだけ壊れる前に返却したい」旨もAirペイのヘルプデスクに問い合わせてみましたが、Airペイの解約時のみ返却が可能と返答がありました。
そもそも、カード決済だけのためにわざわざiPadを買うのが勿体ないから0円キャンペーンに申し込んでるのに、「故障したらお金払え」ってひどくないですか？それなら最初からお古のiPhoneを決済用に使います。（というかそうしてました）
出来るだけお金を払いたく無い場合は？
折角0円でキャッシュレス決済を始められたと思ったのに、故障するとお金を取られるとか、ただの罠（個人の感想です）だと思うのですが、罠だと思ったら前述の通りAirペイを解約するしかありません。
壊れない限りは費用を請求されることは無いそうなので、いっそのことAirペイの契約だけ維持して、カードリーダーは大事にしまっておいてiPadだけ使ってやろうかとも思いましたが、そういう行為は禁止されているのでやっぱりAirペイを解約するしかありません。
注意事項
・iPad・カードリーダーの発送後、理由の如何を問わず、継続的なAirペイの利用を目的としてiPadを使用していることをリクルートが確認できない場合、またはリクルートとの契約（禁止事項含む）に違反した場合、iPad端末相当額とその他の貸与にかかる諸経費相当額をご請求させていただきます。
https://airregi.jp/payment/campaign/cashback/201704/
Airペイの利用が止まったら簡単にバレそうなので、せこいことはせずに素直に解約しましょう。
最近、AirCASHの営業電話もウザイし…
他社のキャッシュレス決済サービス
Squareとか、STORESとか、楽天ペイとか、同業他社の類似サービスが同程度の決済手数料で提供していますので、キャッシュレス決済の利用額が多くない場合はその中から選んだら良いかと思います。支払いサイクルもAirペイより早かったりするので、Airペイの利用を続ける意味が…
カードリーダーはどの会社でも0円キャンペーンだったり、Squareの場合そもそも安かったりするので、カードリーダーの故障に怯えなくて済みます。カードリーダーが貸与品でなければ、仮に故障して買い替えが必要になった場合でも、極端な話、諦めて「カードリーダー0円キャンペーン」をやっている同業他社に乗り換えれば、余計な費用は発生しません。
その点、Squareは端末を安く販売しているのでお古のiPadやiPhoneがあれば、気軽に使えると思います。2022年9月からようやく暗証番号入力に対応したので出戻ろうかな…
利用額が多い場合は、毎月の使用料が掛かっても決済手数料が安くなるサービスがありますので、状況に応じて選ぶとさらに安くなる可能性があります。
Airペイ、モウイイデスゥ！
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